住宅修復の第一歩は地盤調査から

65310edd.JPG新潟県中越沖地震の被災住宅の修復相談を重ねるうち、数件の耐震補強や修繕を依頼された。応急的な修理ももちろん大切だが、やはり不安なく、長く安心して住めるのか?そのためにどうしたらよいのか?というのが、相談の核心だ。
「民家再生の考え方で直せば、何ら問題ないですよ」と安心してもらいながら、今日は刈羽村の山ぞいのある住宅の地盤調査に立ち会った。地割れもなく、一見地盤も大丈夫そうなお宅も、実は対策が地下2mも軟弱な層があることが確認され、見た目だけで判断することの怖さもここでわかった。3年前の中越地震で地盤対策をせずに直した家が、再びひどい被害に遭っているが、「どんな耐震住宅も、地盤が弱くても意味をなさい」これが、中越沖地震最大の教訓ともいえる。まさに安心の修復は地盤からということを痛感した一日であった。

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