少しでも多くの被災宅の復興に向けて
中越沖地震から、もうすぐで二ヶ月が経とうとしています。地震被害に遭われた住宅から多数の修復工事の依頼が届いており、我が社の方でも、少しでも多くの人の震災復興の手助けとなればと、日々懸命に取り組む毎日です。
今日新たに現場調査の為、「武木」さんのお宅の御邪魔させていただきました。まず敷地に入って行くと、家の脇に接する少し高床になった、トイレ部分の地盤や基礎が崩れていて、家の裏側の土壁は全部落ちていました。家全体の造りは「伝統工法」となっているため、差し鴨居や梁は枘から外れているだけのものが多かった。家全体の地盤沈下による影響は少ないと感じました。
家の奥に向かっていくと被害の状況がよく判ります。土壁となる部分全体が落ち、柱も折れ、床板も落ちていました。8帖間の部屋より少し広い被害範囲ですが、被害の深刻さは思っていた以上です。
あと二、三ヶ月もすれば冬に入ります。それまでに何としても修復させ、安全に住むことが出来る様に取り組んでいきます。