柏崎・民家修復見学会
11月3日、4日と被災されたお宅の修復見学会を行いました。まだまだお住まいのことで、どうしたらよいかお悩みの方が多く、少しでも被災地復興のためになればと思っての今回の見学会。
先月紹介したこのお宅は、土台こそ切除して取り替えざるを得ませんでしたが、柱の一部を除いては、健全そのもの。基礎を耐圧盤にしてこれから揚げて起こす作業にはいるところをご見学いただきました。
お住まいの持ち主Kさんは、99%だめだと思っていたと、説明会では繰り返し言っておられました。そしてこのようにしてみるとなるほど、直せるものなんだと思いましたと、実感を込めておられました。
地震に遭ったことのない、普通の人がみれば「これはだめだ」と思える建物であっても、経験者としてしっかり見て、相談に乗ってあげれば、道は開けるものです。
今回、修復支援ネットワークのメンバーとして相談活動をする中で、まだまだ助けなければならない建物は多いと感じました。冬は目の前ですが、ここであわてることなく、きちんと直していきたいと思います。