中越沖地震で被災された伝統工法民家の再生修復工事が終わりました。
中越沖地震で被災された伝統民家の再生修復工事が終わりました。柏崎市飯塚地内で昨年の10月より手掛け壊れている部分の撤去から始め基礎工事、建て起こし、壁の耐震補強など今年三月に左官工事 木製建具取り付けの終了で修復が完了しました。被災当時は壊そうと思っていたものを踏みとどまって再生修復をおこないました。今思うと本当によかった思います、当時日本民家再生リサイクル協会では地震の影響で解体の危機にあった伝統家屋の再生修復をと何人かのボランテアで各被災地での修復活動を行ったおかげでもあります。そして工事が進むにあたり施主様の驚きの声とともに施工を任されている私たち職人集も仕事のやり甲斐を感じるのは当然のこと。ケヤキの柱やケヤキの差し鴨居地松の差し鴨居など使われている材料が地元の山の木でつくられていて今では手に入れるには難しい貴重な材料ばかりです、今はリサイクルの時代でもあります伝統工法は再生可能なエコロジーな工法ではないでしょうか、この仕事で少しでも地球温暖化防止に貢献できればとも考えています。健康の事や自然環境を考えても本物で身体や環境に優しい素材で100年は保たせる、ごみににならず再利用できるようにとこころがけていきます、この仕事で教わったことは移築されてから80年は経っていることです移築される前の年を加算すると100年以上になります今再生されて3回目になりますが再生可能なのですから手を加えることで今後もう100年は大丈夫だとおもいます。
修復で住宅が良くなったので、ついでにくずれかけた土蔵も直してもらいたいと施主様よりお願いされて只今修復中です。五月後半に完成見学会を企画しております。
飯岡→飯塚ですね