先人の知恵に思いをめぐらせる
今日はお引き渡し後の点検をかねて、この春修復再生工事を終えた長岡のお客様のお住まいに、お客様をご案内かたがたお邪魔してきた。 修復の間洗いに出されていた仏壇も、新しい神棚も今ではきちんと納められ、家具調度も整えられると、あの震災がほんとうにあったのかとさえ思われる。 地元の山の木がごく当たり前に使われていた当時にならい、越後杉をふんだんに使っての古民家再生。 新しく据えられた柱の色も年月とともにまたなじんでくる、 そんな話をしながら先人の知恵に思いをはせた。 新潟の家づくりの原点を250年前の民家に学ぶ、折に触れてまたお客様と家造りを考える、そんなツアーを企画してみたい。